008 製材所だから出来る 強く、太くを低コストで実現の米倉庫

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骨組み

昔ながらの手順で大工さんが刻んだ材料です。プレカットの普及により、刻める大工さんが少なくなりました。(プレカットとは、機械で自動的に切削する加工です。)

材寸

柱は4寸角を使用。大梁は米松で最大で1尺2寸を使用。筋交は1.5寸×3.5寸とガッチリとした構造です。製材所なので、強く、太くを低コストで実現できます。

屋根裏

当社は火打材(斜材)を多く入れ、水平剛財(揺れに強い)の良い構造をしています。製材所なので木を豊富に使用できます。

一階乾燥機置き場

ここが米の乾燥装置を置く場所です。高さが約6mの吹き抜けとなっています。

ザラ板

屋根の下地となる板をザラ板といいます。合板が使用されることが多くなった建物ばかりですが、当社は従来どおりザラ板を使用しています。製材所なのでふんだんに木を使用できます。

1階 米貯蔵庫

乾燥が終わった米からこの米貯蔵庫の上部に運ばれ、ストックされます。

1階 農機具置き場

天井は上げず、木の梁、根太がそのまま見えるようになっています。高さがあることで、広く、開放的な空間になっています。

2階 スペース

将来、子供部屋に改修できるようスペースをとっています。2部屋ほどとれるスペースがあります。

階段

無垢材を使用した階段。色合いのより源平材(赤白色)を使用して、味のある、落ち着いた感じに仕上がっています。

外観

外壁と屋根はシルバーに統一しており、倉庫ながら存在感のある建物に仕上がっています。向かって左側に電動シャッター、右側に上吊りの製作建具にしています。

S氏邸 新築倉庫

所在地:寒河江地内

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