製材工程

皮むきからカットソー。伐採された木が、工場に運ばれ、何人もの人が携わり1本の木材になる様子。木の性質に応じて、柱になったり板になったりと加工されます。

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皮むき機

製材の最初の工程となる皮むき機です。丸太の皮と一緒に、砂利や砂も一緒に取り除きます。後に丸太を製材する時に砂利がついていると、鋸が壊れるため皮を剥いておきます。

現在、杉の皮はブルーベリー畑の人に需要があります。乾燥に弱いブルーベリーの足元に杉の皮を敷くことで、湿潤作用と雑草が生えなくなり、一石二鳥です。自社では乾燥機の燃料として使用しています

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原木台

皮むきが終わった丸太は、送材車に乗せるために原木台に一旦置かれます。

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送材車 + 帯鋸

オレンジの機械が帯鋸、緑の機械は送材車になります。原木台から送材車に丸太を乗せ固定し、帯鋸に平行に前後移動することで、正確な寸法に木材が挽かれます。挽かれた木材はローラーに乗って、オートテーブルやクロスカットソーの機械まで運ばれます。

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オートテーブル + 帯鋸

オートテーブルでは、送材車で引かれた木材を、さらに細かく挽くことが出来ます。

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クロスカットソー

クロスカットソーは、木材の長さを4m、3m、2m、1.8m、1.2m、0.9mなど、好きな長さにカットすることが出来ます。

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ザラ板機械

ザラ板とは、測量に使ったり、建物の屋根に使ったりする板のことです。板の厚みは12mm、長さは1820mm、巾は75mm~180mmまでいろいろあります。

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チップ機械

細かくなった木材の端材はチップにします。端材のままでは商品価値がありませんが、チップにすることによって商品価値が生まれます。木材チップは紙に再利用されたり、バイオマス発電に利用されたりしています。

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木材乾燥機

木材は、水分が多いと後で乾燥した時にくるいが生じるので、乾燥機であらかじめ含水率15%前後まで下げます。そうすることで、建物が建って使っていく間に、くるいが出るのを防ぎます。当社は乾燥機で行う人工乾燥と、自然乾燥を材料によって使い分けています。

乾燥機に入れる前は、含水率が100%を超えることもしばしば、それが15%まで下がるんだから木も変形しますよね!?

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